ジャカルタ空港鉄道の使い方とチケット購入方法を詳細解説
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2017年12月に開業したジャカルタ空港鉄道に乗ってきましたので、チケットの購入方法、使い方についてお伝えします。
ジャカルタ空港鉄道概要(2018年3月現在)
まず乗車して分かった空港鉄道の使い方をまとめておきます。
- ジャカルタ市内中心部のSudirman Baru(BNI City)駅からスカルノハッタ国際空港駅を空港方面4:21から21:50、市内方面6:10から23:10の間で約1時間おきに運行。
- 所要約1時間。遅延は少ない。
- 片道70,000ルピア(560円)、クレジットカードの場合は別途手数料40円必要。
- チケットはオンラインでの事前購入(1週間先まで)と駅での直接購入が可能。
- 当日購入は発車の10分前まで。クレジットカード(VISA/Master)、デビッドカード(インドネシアでの発行)等で決済。現金不可。
- オンライン購入の場合、メール宛てに届くチケットを印刷して持参すれば、記載されたバーコードで改札を通過することが可能。
- 2018年3月現在、座席指定はできず、全て自由席です。
- 出発15分前に搭乗開始のため、それ以前はシステム上、改札を通過できません。
今回、ジャカルタ生活の大先輩である、あおてんさんのレポートを参考に乗車してきました。
チケットの購入方法
1.オンラインでのチケット購入
オンラインチケットは運行会社Railinkのサイトから購入できます。英語とインドネシア語に対応しています。
トップページ左下の「RESERVASI TIKET」をクリックします。
次のページ右上の言語欄が「ENG」で英語になっているのを確認して、
右上Login下の「Show Reservation Form」をクリックします。
予約用の入力フォームが現れます。
Sudirman Baru(BNI City)が市内中心部の駅、SHIAがスカルノハッタ空港駅です。
SHIAはSoekarno-Hatta International Airportの略ですね。
日付と人数を選択してSerchをクリック。
なお、2018年3月現在、1週間先の日付までしか選択できません。
次の画面では購入可能な時間の一覧が表示されますので希望の時間を選択し、下部のTerms and Conditionにチェックの上、Continueをクリック。
ちなみに、時間選択の画面で上部のTimeをクリックして表示されるバーをスライドさせることで、表示される時間帯を変更できます。
予約詳細の登録のため、名前、生年月日、電話番号、メールアドレスを登録します。
電話番号はデタラメでも問題ありませんが、メールアドレスには後ほどチケットが届きますので正確に入力しましょう。
Continueをクリックすると支払画面に移ります。支払はクレジットカードか振込となります。
ブランドはVISAの他に、Master、AMEX、JCBが使用可能です。なおクレジットカード払いの場合手数料が5,000ルピア(約40円)追加されます。
実際に、日本で発行したAMEXが使用できました。
支払方法を選択して、下部のComplete Bookingをクリック。
次に表示される支払画面でクレジットカードの情報を入力します。
クレジットカード側で決済処理が終わると完了となります。
後ほど届くメールに記載されているバーコードは改札で読み取り可能ですので正式なチケットの代わりとなります。印刷して持参すれば、駅で発券する必要はありません。これは便利ですね。
こちらがメールで届くバーコード付きチケットです。
タブレットやスマートフォンで表示させたバーコードでも読み取ることは可能なようですが、時折エラーが出るようですので、印刷をオススメします。
なお、印刷を忘れた場合、駅の券売機で予約番号を入力すればReprintという機能で
発券できるとのことです。
2.駅でのチケット購入
当日でも駅でチケットの購入が可能です。
係員が常駐していますので、彼らのサポートを受けながらタッチパネルを操作します。
但し、支払いは現金不可のため、インドネシア国外在住者の場合、VISA/Masterのクレジットカードのみとなります。私は日本で発行したMasterカードを使用できました。
インドネシア在住の方であればデビットカード等も使用可能です。
なお、乗車時間の10分前になると購入可能な電車の一覧から消えてしまいますので余裕を持って購入しましょう。
空港鉄道乗車の記録
駅舎は完成したばかりで、Sudirman Baru駅もスカルノハッタ空港駅もきれいです。
スカルノハッタ空港駅
Sudirman Baru駅
Sudirman Baru駅にはラウンジスペースもありますが、有料スペースとのこと。
Sudirman Baru駅の外にはタクシー(Blue Bird)が常駐していますので空港から到着された方も安心です。バスもあります。
空港鉄道に話を戻します。
乗車の15分前にならないと改札を通ることはできません。空港駅側では15分前のアナウンスが無いと改札に近づくこともできませんでした。
チケットに記載されているバーコードを改札でスキャンして入場します。
2018年3月現在、座席指定はできないため、全て自由席です。
自由に乗車しましょう。
社内には空港鉄道らしく大型の荷物を置くスペースがあります。
座席は割とゆったりしていて各席の真ん中にUSBの差し込み口が備えられています。
なお、車内は飲食禁止となっています。どこまで守られているかは分かりませんが。
空港駅に到着すると、各ターミナルと空港駅の間を無料のSkytrainがおよそ10分間隔で運行しています。
ガルーダインドネシア航空、エアアジア以外の国際線はターミナル2の利用となります。到着された空港駅の隣ですので、駅の二階ホームへ行き、方向をよく確認の上、乗車しましょう。空港駅とターミナル2は所要時間約2分です。
所感とまとめ
空港と市内のアクセスはUber、Grab、Blue bird等のタクシー、バス等がありました。そこに空港鉄道が加わわったわけですが、自動車は高速道路を使って市内から30~40分でアクセスできるのに対し、空港鉄道は所要約1時間のため、第一選択から外れます。
特に空港から市内に向かう場合は、到着したSudirman Baru駅からホテルまで更にタクシーを使う必要がありますので、空港から直接Uber/Grab、Blue bird等のタクシーに乗ってしまった方がロスが少ないかと思います。
一方で渋滞のひどい平日、特に金曜夕方に市内から空港へ向かう場合は、自動車移動が3時間以上かかることも多いため、時間の読みやすい空港鉄道の方が重宝しそうです。
金曜の夜行便でジャカルタから日本へ帰国する出張者は飛行機に乗り遅れることが頻繁にありましたが、空港鉄道の運航開始により、このような悲劇が減ることを祈っています。