ジャカルタ スカルノハッタ空港 新ターミナル3とターミナル間移動の恐怖
スポンサーリンク
インドネシアの玄関口ジャカルタ スカルノハッタ国際空港。
ターミナル2が国際線、ターミナル1とターミナル3(LCC専用)が国内線でした。
しかし、その奥に新ターミナル3=ターミナル3アルティメット、通称"T3U"が8/9に営業開始しました。復路で開業直後のT3Uを利用しましたので、レポートします。
ジャカルタスカルノハッタ国際空港の全体像
国内線のターミナル1、国際線のターミナル2、LCCのターミナル3。この区分で運用されていましたが、8/9に新しくターミナル3アルティメットというとんでもない名前のターミナルが開業し、その様相が変わります。
今後はターミナル3アルティメットに国際線と国内線を移して行くのですが、現状上手く進んでおらず、国内線からの乗り継ぎが非常に不便になっています。
ガルーダインドネシアもターミナル3アルティメット(T3U)からの乗り継ぎ必要時間を120分~180分と設定しています。危険です。
ジョグジャカルタからスカルノハッタ経由で日本に帰国する際、T3Uに到着し、ターミナル2へ移動するのですが、これが大変でした。
ターミナル間巡回シャトルバス
ターミナル2にはいくつかのバスストップが設けられており、無料の巡回バスが10~15分おきにやってきます。
ここを起点にターミナル1や旧ターミナル3へと移動していました。
ターミナル間の所要時間は15分ほど。渋滞の状況にもよります。
この看板がバスストップ。
奥に見えるのがターミナル2の2階部分、東側です。
こちらが旧ターミナル3
T3Uが完成するまでは最新のターミナルでした。
これが通常の移動です。
ターミナル3アルティメットの運用状況と注意点
私たちがT3Uに降り立ったのが8/15。開業1週間後です。
飛行機から降りると一応ターミナル2(国際線)への案内板がありました。
できたばかりで何もないターミナルをひたすら歩きます。
15分ほど歩き、預け荷物のターンテーブルエリアに到着しました。荷物を受け取ります。
ここから、どうやってターミナル2まで行くか。
もちろん無料のシャトルバスを使います。
しかし、ここで大きな誤算がありました。
到着したのは1階ロビー。
シャトルバス乗り場はどこか尋ねると、上だ、と言います。
しかし、この図を見てください。
ロビーには上に行く手段が無いんです。
実は、荷物を受け取るエリアにエレベーターがあったのですが、ご存じの通り、一度出てしまうと戻れません。
他に手段は無いか、懸命に探します。
ロビーから外に出て、スタッフに聞いて回るとエスカレーターがあるはずだというので向かってみました。
ええ。
エスカレーター動いていません。周りの鉄筋のむき出し感からご理解頂けると思いますが、まだ工事中だったのです。
仕方なく、ビル3~4階分をトランク2つ持って上がりました。
そして汗だくになりながら、やっと到着したシャトルバス乗り場。
数分後、バスが来ました。
ん?
ええええ?
止まってくれないんですよね。すごい勢いでバスストップを通り過ぎて行きました。
ホント何なんでしょうね。運用がめちゃくちゃです。
乗客がいっぱいだったのかもしれませんが。
私たちは乗り継ぎまで余裕があったのですが、偶然会った友人の出発があと1時間に迫っていました。これはまずいと、たまたま乗客を降ろしたタクシーを捕まえて無理矢理乗り込みました。
しかしT3Uの3階部分はタクシーの降車専用。乗車は1階です。警備員が飛んできて、すごい勢いで、ここで客を乗せるなとドライバーに怒鳴り散らします。
こっちは時間ないんじゃああ!と警備員に反論してタクシーを無理やり発進してもらいました。
(ドライバーにはお心付け程度は先に渡しておきましたが)
タクシーは10分程度でターミナル2に到着しました。金額は400円程度。乗り遅れることに比べれば大した額ではありません。友人は猛ダッシュでチェックインカウンターへ走って行きました。
私たちはその後ラウンジでゆっくりして帰国の途に着きました。
久しぶりにインドネシアのカオスを体験しましたが、乗り継ぎを予定されている方は十分な時間を確保しておいてください。
またT3Uからの移動で、現状シャトルバスはあてにできません。当面は1階のタクシー乗り場からタクシーを捕まえた方が確実だと思います。
いづれはターミナル間移動用のモノレールができると言っていますが、いつになるのやら・・
まあ元々5月開業予定だったものが8月開業だったのですが、インドネシアとしては早い方だった気もします。色々と頑張ってほしいです。