バリ北部を車のチャーターで自由に楽しむ! インドネシア旅行記2016
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バリ島での車のチャーターは格安です。
10時間500,000Rp(5,000円程度)で自由気ままに行動することができました。
バリ定番。トゥガラランのライステラス
前日までにチャーターを依頼し、滞在ホテルと待ち合わせの時間を決めておきました。
当日朝8:00。ドライバーがホテルまで迎えにきてくれました。
チャーターツアーの始まりです。
まずは定番のRice Terrace, Tegalalang(トゥガラランの棚田/ライステラス)へ向かいます。
車はサヌールのホテルから2時間ほどでトゥガラランへ到着。すでにかなりの数の車やバスが来ています。
バリの空港にも写真が飾られる有名観光地。朝から大混雑です。
車を止め、棚田と反対側の斜面へ行くと写真を撮る観光客だらけ。
しかし肝心の棚田は丁度収穫したばかりで稲がありません。
緑のない棚田にがっかりし、数枚写真を撮りましたが15分程度で切り上げました。
インドネシアは季節があまり無いため(雨季/乾季のみ)田植えの隣で稲刈りをする光景をよく見かけます。今回は残念でしたが次回また挑戦しようと思います。
コピ・ルアックとご対面
棚田を後にし、バトゥール山へ向かう道すがら「kopi luwak」の看板が見え始めました。
kopi luwak(コピ・ルアック)と言えば、インドネシアでは有名な高級コーヒー。
ジャコウネコの体内で発酵したコーヒー豆からできたコーヒーです。
平たく言えばネコの糞から作ったコーヒーです。
お土産の場合、空港で3~4,000円、スーパーでも2~3,000円はします。
ドライバーに聞くと、近くにいい農園があるとのこと。
全くの計画外ですが、これがチャーターのいいところ。行ってみしょう。
着いたのは「Basanta Agro Organic」という店。
入口を過ぎると、アラビカやロブスタ種のコーヒーの木が植えられています。
飼育されているルアック(ジャコウネコ)には両方の実を与えるそうですが、好んで食べるのは大きなアラビカの方だそうです。さらにアラビカの中でもいい豆を選んで食べるとか。グルメな猫です。
コーヒーの木のエリアを過ぎるとその奥に、Luwak、ジャコウネコが飼われていました。
昼間は寝ているのですが、係員が強引に起こしてくれました(かわいそうなことに)。
ネコというより、イタチに近いような。
後で調べてみると、かなり原始的なネコのようで、昔の姿を留めているようです。
更に進むと、ルアックの糞とそれから取り出したコーヒー豆が展示されています。
ルアックの糞。豆だらけです。いい豆がルアックによって選別されています。
離れた場所にルアックを専用に飼育している場所があり、そこでコーヒーの実を与えてコピルアックを生産しているようです。
ルアックは実を食べて8時間後に糞をするそうですが、糞をする場所は決まっていないので、人が毎回探すそうです。
集めた糞はコーヒーの豆の部分になってますが、5回洗って豆を取り出し、乾燥。
きれいなコーヒー豆になります。
それから一時間炒って粉砕するとのこと。
焙煎工程からはコーヒーのいい香りが立ち込めていました。
えらく原始的な方法で焙煎した豆を砕きます。
一通りの説明を聞き、コピルアックを飲むことができるレストランへ向かいました。
先述のように非常に高価なコーヒー。過去にジャカルタで飲んだ際は、1杯 約1,000円でした。
しかし、ここでは1杯Rp50,000(約500円)。破格の安さです。「50per Cup」は1杯50,000Rpの意味。インフレ激しいインドネシアでは下3桁(千の位)が省略されることがままあります。
コピ・ルアックを楽しみに待っている間、他のコーヒーの試飲もさせてもらえました。
通常のアラビカやココア、フレーバーティーなど、これでもかと飲ませてくれます。
10分ほど待っていると、係の方がカップを持って登場。テーブルでドリップしてくれました。
さあ、頂きます。
うん、美味しいです。奥深くコクがあり、苦味のあるコーヒー。
しかし、何というか日本で飲む「美味しいコーヒー」なんですよね。
劇的な違いは感じませんでした。日本のレベルが高いということなのでしょうか。
ということで自分たちのお土産には敢えて普通のアラビカコーヒーを買いました。
(コピ・ルアックは1,000円程度でした。空港では3,000円はしますので破格の安さです。コーヒー好きな方へのお土産には丁度いいと思います)
バトゥール山と絶景ランチ
さて次にGunung Batur(バトゥール山)へ向かいます。有名な火山ですが、どんな場所かは知りませんでした。コーヒーのBasantaを出てから30分程度車を走らせると、保護区へ入りました。入山料で20,000Rp(200円程度)必要です。
入山して車を走らせると突然視界が開け、雄大なバトゥール山の姿が目に飛び込んできました。
大きな火山と湖、その背後に山脈も見えます。山肌には97年ごろの噴火の後もくっきり残っています。
火山の麓には行き交うトラックの姿が見えます。ドライバーに聞くと火山灰を集めて土木作業に使うのだそうです。
(そういえば桜島の灰やシラスも住宅を建てる際、土地を締めるのに使います)
丁度お昼時。ランチもドライバーにお任せします。するとまたしてもいいお店へ。
バトゥール山を眺められるお店でランチです。
ビュッフェスタイルのお店で取り放題100,000Rp(約1,000円)ほど。少し割高ですね。
しかしこの絶景です。素敵なお店でした。
(バリとは言え、高地で風があたるとかなり寒い。。)
バトゥアン寺院とトゥグヌンガンの滝へ
午後はガイドにお任せしました。
まずはPura Puseh Batuan(バトゥアン寺院)へ。
由緒あるお寺で、観光客用に整備されています。バスも何台も訪れていました。
入場料は寄付。相場は10,000Rp(100円)ほどでした。
入るにはサルン(腰布)を巻く必要があります。
正門から奥へ歩きますが、どこも石像だらけです。
ダイナミックで繊細なバリの彫刻がうねって襲い掛かってくるようです。
バリの彫刻は本当に迫力あります。
ツアーでもないので、ゆっくりと石像を見てまわりました。
バトゥアン寺院をひとしきり堪能し、次はドライバーさんが勧めるままに滝へ行ってみました。
滝の名前はAir Terjun Tegenungan(トゥグヌンガンの滝)。
滝に近い駐車場に着くと、水着の欧米人を数多く見かけます。
店の間を抜け、急な階段を降りて歩みを進めると、目の前には巨大な滝と多くの観光客が。
みな気持ち良さそうに泳いでいます。
炎天下の中、寺院を歩きまわったので、今すぐにでも飛び込みたかったのですが、滝に行く計画などなかったため、水着は持ってきていません。
ああ計画の無さが悔やまれます。歯ぎしりしながら足だけ水につかり、滝を後にしました。
まとめ
バリ北部周遊。事前に行きたいと伝えていたのは、ライステラスとバトゥール山だけです。当初8時間約4,000円で組んでいたのですが、ガイドがいい人だったのと色々と紹介してくれるものが面白そうだったため二時間延長してしまいました。
それでも当初の+1,000円。二人なので+500円です。
日本で車をチャーターしようと思うと非常に高価ですが、バリでは安く抑えることができます。
複数人で割ればツアーより安く上がりますし、何より自由です。
時間を気にせずゆっくりとお気に入りの場所で過ごせますし、途中で気になったら
車を止めることができます。
バリのチャーター旅行、おすすめですよ。
私たちが利用したチャーターはこちら。
(ただし英語・インドネシア語のみ)
日本語対応のドライバーはこちらで手配出来るようです。