インドネシア焼き鳥、サテの村に潜入!ポノロゴのサテ村 編 インドネシア旅行記2016
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サテと言えばバリやアジアンダイニングを通じて知っている方も多いと思います。
そう、インドネシアの焼き鳥です。
そしてインドネシア人の間では「サテ ポノロゴ」と町の名を冠したサテが有名です。
「博多ラーメン」のような感覚でしょうか。
東ジャワの田舎町ポノロゴ。ここに、サテの村と呼ばれる場所があります。("Kampung Sate Ponorogo" Kampungは村の意味)
こんなディープスポットに行く人は、まずいないと思いますが、何の縁か行く機会がありましたので紹介してみたいと思います。
Ponorogo(ポノロゴ)ってどこ?
Ponorogoは東ジャワに属しますが位置としては中央ジャワに近く、最も近い大都市はスラカルタ(ソロ)やジョグジャカルタです。空港はこの二つの町が最寄り。
・鉄道ルート
ジョグジャカルタもしくはソロからマディウンまで列車で行き、ポノロゴまでバスで行くルート。列車の所要時間が9時間弱のドMコースです。
列車好きな方にはいいかもしれません。
・バスルート
スラカルタ(ソロ)から直接バスが出ていますのでこちらの方がよさそうです。
私たちは今回、ポノロゴ近くの町に滞在していたため、車で連れていってもらいました。そのため、公共交通機関の情報に乏しく申し訳ありません。
ソロ観光のオプションで行ってみるのもありかもしれませんが、サテのためだけに行くにしては、遠いです。覚悟を持っていきましょう。
ポノロゴのサテ村情報
サテ村、Kampung Sate Ponorogoはポノロゴの中心部から、北西寄りの場所。
住所はこちらです。全く観光化されていない場所ですので、タクシーに連れて行ってもらいましょう。
サテ村へ突撃
サテ村の正門に到着です。
実は、「サテ村」というより「サテ通り」が正確な表現です。鶴橋の焼肉密集地帯から本気度を少し抜いたような場所。
ちなみにご覧の通り賑わってはいません。
通りの各地に店の名を冠した横断幕が下がっています。
こちらは完全に民家ですがサテ屋です。
Sate Ayamは焼き鳥の意味。Pak~は「○○さんの」の意味。
つまり「Ranさんの焼き鳥屋」と書いてあります。
お気づきの方もいるかもしれませんが、看板が統一されているのはFortune Cooking Oilというブランドがスポンサードしているためです。
スポンサーが村の観光化を図ったんでしょうね。上手く行ってない気がしますが。
将来のサテ候補にも出会いました。
さて、私たちが訪れたのはこの界隈で最も大きなH.Tukri Sobikunさんのサテ屋さん。
他の店が民家なのに対し、ここはレストランです。
サテを実食
サテと言えばピーナッツソースのかかった焼き鳥。
サテ ポノロゴも串盛りからピーナッツソースが掛けられています。
これが甘ったるいことが多いのですが、ここのソースはコクがあり、かつ甘すぎず、非常に美味しかったです。
肉は鶏モモだけでなく、レバーや砂肝など、4種類程度の部位が盛り合わせになっていました。
脆弱な串に大きめの鶏肉が串打ちされているのも特徴。
自重で大きく垂れ下がってしまいます。
鶏肉の下にはロントン(lontong)という切り餅が敷いてあります。
普段食べるロントンはすこしクセがあるのですがこの店のものはあっさりしていて、甘辛いピーナツソースと合わせて美味しく頂くことができました。これで一人200円程度だったと思います。尋常じゃない安さ・・
サイドディッシュにクルプックという魚から作った煎餅もどうぞ。
食べ終わりにバックヤードを見せてもらったところ、すごい数のサテが用意されていました。焼いているところ見たかったのですが、焼き場は別にあるとのこと。残念。
彼はひたすらバナナの葉を切っていました。後で聞いたのですがバナナの葉でむした、鶏ガラのスープがあったかもしれないとのこと。飲んでみたかったです。
日本語でサテ ポノロゴについて書いてある記事はなさそうです。
というかポノロゴのサテ村に行く、もの好きな日本人はいないと思いますが、何かの拍子で行くことになった場合の参考となれば幸いです。
ポノロゴまで行かなくとも、サテそのものも美味しいので皆さん挑戦してみてください。