ジョンブラン洞窟探検!インドネシア光の洞窟編 インドネシア旅行記2016
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ジョグジャカルタといえば宗教遺跡のボロブドゥールやプランバナンが有名ですが、
最近注目を集めているのが「ジョンブラン洞窟」。
光の洞窟と呼ばれるジョグジャカルタの注目スポットを探検してきました。
ジョンブラン洞窟とは
「ジョンブラン洞窟」、現地語では「ルウェン ジョンブラン(またはゴア(グア) ジョンブラン)/Luweng Jomblang, Goa(Gua) Jomblang」です。
*Luwengはジャワ語で洞窟、Goa(Gua)はインドネシア語(公用語)で洞窟の意味。
石灰岩でできたこの洞窟は15~2百万年頃に天井部分が崩落して出来た、高さ40m、直径50mの洞窟です。ツアーで入ることのできるエリアの下部には川が流れており、川から地表までの高さは90m。これはジャワ島で最も深い洞窟だそうです。
発見したのはジョクジャカルタの名門ガジャマダ大学の学生だそうで、ここの学生証を見せると無料だと聞きました。
ツアー以外では入ることができない危険なエリアで、外国人、現地人の区別なく450,000Rp(4,000~5,000円程度)必要です。入ることが出来るのは毎日10:00-14:00。
もちろん晴れていないと、光のカーテンのような現象は見ることができません。
乾季の5月~11月ごろが狙い目でしょう。
まさかの人数制限の存在
例によって前日までにツアーを予約し、朝8:00に迎えにくると約束していたのですが、早朝、ドライバーから連絡があり、7:20分には迎えに来てしまいました。
なんと、ジョンブラン洞窟には1日に入ることのできる人数制限があると言うのです。
予約をしていても、当日の受け付け順となり、しかも1回につき15人が限界、かつ、綺麗な光の直線が見えるのは10~14時ごろまでで、11:30頃までには入らなければならないとのこと。
急いで支度を済ませ、車に乗ります。
聞くと過去に連れて行ったドイツ人が第一組に間に合わず、第二組に回され、それでも洞窟に入ったのですが、全く見れなかったことがあるそうです。それでもお金は払ったと。。
9:00過ぎには現地に入らないとマズイというのがドライバーの弁。焦ります。
車を飛ばしジョンブラン洞窟へ
ジョグジャカルタから洞窟まで約2時間程度です。途中に山越えがあるのでトラックが多いと登坂車線の無いインドネシアでは時間がかかります。
車は幹線道路から、目的地近くへ入ります。ここからは未舗装路。スピードが出せません。
到着したのは9:15頃。なんだかオシャレな雰囲気です。宿泊客がいる気配がします。
まずは受付へ行き参加料を払います。私たちは11、12番目でした。第一グループの目安と言われていた15番目までになんとか間に合いました。
受付が終わると番号札をもらいます。
待合室にはラフティングの広告。
待合室にはお茶が用意されています。ツアーが終わるとここにお弁当もおかれます。
同じ建物にトイレもあるので安心です。
近くには救急車も用意されているので、いざという時は安心?です。
私はこれを見て恐怖が増しました。
謎のアウトドア筋トレマシーンも恐怖を誘います。
長靴はレンタルできます。足のサイズは24cm~です。足の小さい女性やお子さんはサイズが無いかもしれないので持参すると便利かもしれません。あと、26cmあたりの競争率が激しいので早めに確保しましょう。
準備をすませ、ツアー開始の10:00を待ちます。この時は運よく晴れていましたが、少しずつ雲も出て来ました。晴天が続くことを祈ります。
私たちから少し遅れて続々とツアー客が到着してきます。
中には日本人のグループもいましたが10:00頃の到着だったため、おそらく30人目、第2グループへ回されていました。
9時頃到着だったため11番目でしたが、この日は木曜日。平日なのでやはり人は少ないようです。土日には参加者が80人以上になる溢れてしまうこともしばしばとか。
とにかく、早めに来ることをおすすめします。
時間は10:00。到着順に洞窟の底へ降りる準備をします。
洞窟の底へ降下!
この洞窟、垂直方向もすごいのですが、直径も巨大。覗き込むとかなりの迫力です。
ここから降下します。不安になる鉄パイプ。
ヘルメットとハーネスをつけて二人一組で順々に降下していきます。
これが何の説明もないので非常に怖いです。
とにかく身を任せるしかありません。ただのロープですが、ゆっくりと降下させてくれます。このおじさんが。
おじさんが一人でロープを支えています。
この人に何かあったらきっと真っ逆さまでしょう・・
降下時間は1分ほど。慣れると楽しくなってきます。おじさんを信じましょう。
15人が洞窟の底へ下りたところでジョンブラン洞窟目指して横穴へ移動します。
急な崖を下ります。
このあたりで既に地面がぬかるんでいます。
横穴の入り口へ到着。ここまで15分程度。湿気が多く汗ばみます。
横穴から外界を除くとこんな感じ。
緑が非常にきれいです。
横穴の中は真っ暗。慎重に進みます。
ジョンブラン洞窟の神秘の光にご対面
真っ暗なトンネルを抜けるとにわかに明るくなりました。
待ちにまった光のシャワーが降り注ぎます。
とてつもない絶景。光が洞窟を隅々まで照らしています。
なんとも言えない神々しさに包まれます。
天井の穴からは木々が見えます。
しかし、曇が出るとスッと光がなくなり、世界が暗くなります。
光の大切さがよく分かる一瞬。
皆既日食の時に感じたあの気持ちに近いかもしれません。
インドネシアすごい。まだまだ知られていない場所が沢山隠されてます。
奥には鍾乳石があります。
このスポットは順番待ち。この上に登ることもできますが滑りやすいので要注意。
この時、完全に定員を超えていたのですが、一番最初にMVの撮影隊が乗り込んでいました。プロデューサーらしき女性とカメラマン合わせて10人程度。
なんとドローンも飛び出しました。
こいつら、じゃまだなあ。
ドローンを操作する男が光に包まれます。
ある程度撮影し、拍手が鳴っていました。そして私たちの滞在も終わりです。
一時間程度だったかと思います。
ちなみに第2グループの人たちも滞在時間は短いですが、何とかジョンブラン洞窟に辿り着き、この光景を見ることができていました。
帰りはまたハーネスをつけて引き上げてもらいます。
巻き上げ機?そんなものありません。
村の男たちが駆り出されて一気に引いていきます。いいバイトなんでしょう。
これも、もし手が離れたら私たちは真っ逆さま。
あってないような安全基準ですが彼らを信じるしかありません。
このあたりはジョンブラン洞窟に限らず、様々な洞窟のスポットのようです。
また新しい発見があるかもしれませんね。
ジョグジャカルタと言えばボロブドゥールやプランバナンなどの寺院遺跡が有名ですが、今後はこのようなアクティビティが人気を集めそうです。
ジョンブラン洞窟に持参していくといいと思ったもの
- 軍手(急な崖を登り降りします)
- ヘッドライト(横穴は真っ暗です)
- 汚れていもいい服と靴下(水着で来ている人も多かったです)
- ウェットティッシュ(私はぬかるみにはまり、泥だらけになりました)
私たちが利用したツアーはこちら
※インドネシア語のみです。
日本語対応のツアーは現時点無いと思います。英語はこちらなど。
http://www.tourjogja.com/yogyakarta/jomblang-cave-adventure.html
「Goa Jomblang tour」「jomblang cave tour」などのワードで検索してみてください。
ホテルで開催しているツアーもあるそうです。